さて、昨日のステージは大成功でした
リハと本番で半日ぐらいギター弾き続けたことと
機材持ち運び、その後の打ち上げなどで疲れ果て
帰ったら速攻で寝てしまいました
そんなライブレポートはまた後日書くとして
昨日の記事で「POD HD300に大きな弱点が!」などど書いたので
その説明を
いきなりその弱点を言ってしまうと、この赤丸部分なんです
そう!
パッチ選択フットスイッチの2つ同時押しで
バンクが切り替わるっていう仕様・・・
私の足がお行儀が悪いのか、足がデカいだけなのか
結構な確率で誤って2つ同時押しやっちゃいます!
これがバンド演奏中だとパニクるんですよ
ソロでブーストしたいのに、思ってもみない音になったりとか…
HD400や500では、ちゃんとバンク切り替えスイッチは独立してるので
こんなことは起こりませんねw
で、他にもPOD HD300の気に入らないところが見えてきました
POD HD300とG7.1utの比較
をしながらレビューしてみましょう
長文になりそうなのでまずはいきなり比較表
POD HD300 | G7.1ut | |
値段 (2013/2/9ネット上調査) | 27,790円~39,800円 | 11,000円~24,000円 |
発売時期 | 2010年 | 2005年 |
サイズ | 465 (W) x 243 (D) x 74 (H) mm | 460(W) x 235 (D) x 81 (H) mm |
重量 | 4.0kg | 4.0kg |
アンプモデル | 30種 | 36種 |
同時エフェクト組み合わせ数 | 5種 (カタログ上は4だが、ペダルWAHが別にかけられるので+1した) | 6種 (カタログ上は9だが、ZNR(Gate)とアンプモデル選択、CABINET(AMP入力用とLINE用の切替)はエフェクト数から外した(POD HDの数え方と合わせた)) |
エフェクト群1 | ペダルWAH系 | Comp系 |
エフェクト群2 | 歪み系、Comp系、EQ系、ピッチシフト系など | WAH系、フィルタ系、Octaveなど特殊系 |
エフェクト群3 | - | EQ |
エフェクト群4 | 空間系、VoiceWAHなど特殊系 | 空間系、ディレイ系、ピッチシフト系 |
エフェクト群5 | ディレイ、エコー系 | ディレイ、エコー系 |
エフェクト群6 | Reverb | Reverb |
Looper | あり(最大24秒) | なし |
プリセットパッチ数 | 128種 | 40種 (カタログ上は80ですが、CABINET(AMP入力用とLINE用の切替)別のプリセットは同じと数えた) |
登録可能パッチ数 | 128 (ただし、プリセットと共用なので、登録した分プリセットを殺すことになります) | 80 (プリセットとは別) |
USBオーディオ インターフェース | あり | あり |
パッチエディタソフト | あり(USB接続) | あり(ただしMIDI接続なのでPCにMIDIインターフェース必要) |
付属DTMソフト | なし | Cubase LE6 (カタログなどではCubase LE4付属のように書いてありましたが、実際にはこれが付属していました) |
[サイズや重さ]
両方はほぼ同じです
このあたりが、電車移動も結構多い私には限界です
POD HD500とかも惹かれるのですが、大きさと重さがネックで
手が出せません(値段も)
[音]
で、肝心な音なんですが
その前に
実は私エフェクターに音の良さはあまり求めていないです
だって、スタジオでもライブでも、
エフェクターよりも使うアンプによって全く音は変わってきます
毎回同じアンプを使っていれば、エフェクターとアンプのセッティングも
ある程度分かってくるし、こだわりが出てくるんでしょうが…
例えば昨日演奏したアンプ、
見たことも聞いたこともないメーカーのもので
時間的な制約から満足に音作りできないまま本番に突入
してしまいました
演奏中にもいろいろいじりながら調整を試みましたが
結局最後まで満足いく音にはたどり着けませんでした
このような場合、両エフェクターのサンプリング音の微妙な違いとか
そんなレベルは重要ではなく、アンプを含めてトータルに
いかに好みの音に近づけられるかが重要だと考えておりまして…
どちらかというと機能やインターフェースのほうに重きを置きます
一方、
自宅でDTMで録音するときはある程度音にこだわります
ただそれも、ハードのエフェクターより、
vstなどのソフトウェアのエフェクターの方が音作りに適していますし
特に空間系などは比較にならないほど良いです
と、前置きが長かったですが
それでも両者の違いで感じていること・・・
G2.1uもそうでしたが
ZOOM製品の方がクリーントーンに強い気がします
例えば、
G7.1utは本体のつまみで直接倍音(Harmonics)レベルを調整できます
POD HD300には、少なくともスイッチとしては存在しないです
エフェクタのパラメータとしては存在してたかな?…
さらにG7.1utには、
その名もAcousticっていうエフェクト(G7.1utではプリアンプ選択)があって、
倍音を含めて音をAcousticに近づけてくれます
あれも安いエレアコにG2.1uのAcousticエフェクトかけたものです
演奏の腕は置いておいて、なんかいい感じの音にしてくれますね
一方、歪み系は、POD HD300のほうが音作りが幅広く楽しめます
アンプ選択と、歪み系エフェクトが別ですから!
(G7.1utは、歪み系エフェクト込みのアンプ選択)
ただ、いくら調整できても、前述したとおり結局はアンプ次第
だったりするんですが…
あと、
ギターのボリュームを絞ったりピッキングの強弱による音の違いは
POD HDのほうがアンプ生に近い気がします
と、ここまでは両者互角にしておいて次が本題
[機能]
もう一つPOD HD300の弱いところ
上記の比較表で表現したつもりなんですが
エフェクト群の組み合わせなんです!
「歪み系、Comp系、EQ系、ピッチシフト系」が
全て同じエフェクト群(FX1)になっています
ちなみに表の見方としては、
同じエフェクト群にいるエフェクトは、同時に複数選べません
つまり、歪み系とComp(コンプレッサー)とイコライザは同時に使えないんです
なんで違う性質のエフェクターが
同じエフェクト群に入っちゃっているか…
まだイコライザは、プリアンプのTONEいじれば同じようなものだが
コンプレッサーは独立して効かせたいだろが!
・・・と、不満に思った次第です
ちなみに、POD HD400も同じですね…
HD500にはそんな制約はありません
ただ、気軽にアンサンブル考えるのにLooperは捨てがたい!
(ブログ記事参照)とは思っていますが
[操作性]
こいつは、バンク切り替えフットスイッチ以外は
どっちがいいとは言いがたいです
POD HD300は、イコライザのPRESENCEコントロールつまみが
本体にない(Editソフトにならある)のはマイナスですね
[価格]
・・・と、以上の項目で比較をしましたが
私にとっての弱点を除けば、いまのところ互角だと思います
次に価格なんですが
G7.1utは発売されてからすでに8年目になっています
一方でPOD HD300は3年目です
そりゃ値段もこなれてくるってもんでしょう
倍以上の価格差になっています
ZOOMのエフェクターだと、G5なんかがもっとコンパクトで多機能っぽいですが
価格的にはG7.1utも十分アリだと思います
2 Responses to “ZOOM G7.1utとLINE6 POD HD300の比較”