さて今日もちょっとだけギター
それも、子守唄
なんで子守唄やねん!とつっこみたくなるでしょうそうでしょう
でもね、別に受け狙いでもないの
この曲、たった8小節のフレーズで成り立っています
これが実に日本的で美しく、好きなんです
ところでこの歌の歌詞について
子守唄というと、子供を寝かしつけるアレだと思っちゃいますよね
でも、この歌は違うんですよ
↓に載せておきますので良く読んでみてください
京都の竹田地方に伝わる民謡で、守り子の奉公に出された女の子が歌ったのがはじまりらしいです
正確には守り子歌なんですね
なんだか悲しい歌だと思っていましたが、どちらかというと恨み節みたいなのがこもっています
ちなみにこの曲、「赤い鳥」というフォークグループが歌っていたんですが、長い間放送禁止だったらしいです
被差別部落で生まれた歌だとか、歌詞中に「在所」という差別用語ととれる内容が入っているからだとかの理由みたい
ここら辺は、インターネット上でもいろいろな情報が得られますのでそちらにお任せします
ということで
歌(曲)自体は有名なので、どこかで聞いたことがあるかと思います
フレーズも簡単なので初心者用のクラシックギター曲としても選ばれるんじゃないかな?(←良く知らずに言っています)
でも、上記の背景とかを踏まえて改めて聞くと、ちょっとなんかグッとくるものがありません?
え?おまえの演奏とアレンジで台無し?
失礼しました
竹田の子守唄
守りもいやがる 盆から先にゃ
雪もちらつくし 子も泣くし
盆が来たとて 何うれしかろ
かたびらはなし 帯はなし
この子よう泣く 守りをばいじる(苦労するの意)
守りも一日 やせるやら
はよも行きたや この在所こえて
向こうに見えるは 親のうち